『最後から二番目の恋』が40代女性に刺さる理由

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ひびのこと

10年前に放送されていたドラマ、『最後から二番目の恋』をご存じですか?

小泉今日子さんと中井貴一さんW主演のドラマ。45歳独身女性と50歳独身男性が繰り広げる恋愛青春コメディです。

ふとTVerで見つけ、懐かし~!と#1を観ちゃったら…続けて観るよねぇ!

#11まで毎日ひとつずつ観て、あぁー終わった…と思っていたら。今日『続・最後から二番目の恋』を発見!観るよ、観る観る!

『最後から二番目の恋』概要

主人公は、45歳独身のテレビ局プロデューサー吉野千明と、鎌倉市役所の観光課で市民のために働く50歳の長倉和平。

長倉家の隣に千明が引っ越したことから物語が始まるのですが、その舞台が都会でなく、古き良き鎌倉というところがまた沁みるものがあります。

おばさん化した、役所人間の独身男性50歳、長倉和平。
おじさん化した、恋愛を忘れた独身女性45歳、吉野千明。

恋愛に発展しそうでしない、親友のような腐れ縁のような40代50代の男女。二人の絶妙すぎる関係性が女性の共感と注目を集めていたことでしょう。

恋愛あり、仕事あり、家族ありのストーリー。裏を返せば、恋愛だけじゃない、仕事だけじゃない、家族だけじゃない、人間模様満載のストーリー。

リアリティ溢れるそれぞれの人生が描かれているドラマです。

二番目の恋にハマる理由

ドラマには珍しいサブタイトルがある

ドラマには珍しく、サブタイトルがあるんです。それぞれの15文字がまたぐっとくる。

一部紹介しますと、「ひとりって切ないくらい自由」「寂しくない大人なんていない」「大人の未来だって輝いている」などなど…。

これを読んだだけでも共感しませんか?!
え?わたしだけ?笑

この15文字前後のサブタイトルがドラマの展開を予想させ、納得させ、共感させ、自分を重ね、余韻に浸らせてくれるのです。

続編のドラマでもそれはもちろん受け継がれていて、サブタイトルも楽しみのひとつです。

セリフが格言!

そして何より、ぐっとくるセリフが多い。喧嘩ばかりする千明と和平ですが、ときにぐっとくるセリフを言うんです。

キョンキョンのしっとりしたナレーションも心に沁みる。

いつか、穏やかで心に余裕があるような素敵な大人になりたいと思っていた。でも、年はとっくに大人になっているはずなのに、思っていたのとは全然違っていて…。

大人になれば、寂しく思ったりすることなんてなくなると思っていたのに、まったくそんなことはなかった。でもそれは、わたしだけではなく、みんな同じなんだと思う。不安だし寂しいけれど、それを口にはせず明るく笑い飛ばそうとしていた。
それが、大人になるということなのかもしれない。

『最後から二番目の恋』

寂しくない大人なんているだろうか…。
不幸せだから寂しいのではなく、寂しいから不幸せなわけではない。

『最後から二番目の恋』

人が大人になるということは、それだけ多くの選択をしてきたということ。何かを選ぶということは、その分違う何かを失うということ。

大人になって何かを掴んだ喜びは、ここまでやったという思いと、ここまでしかやれなかったという思いを同時に知ることでもある。

『続・最後から二番目の恋』

キョンキョンのナレーションはそのトーンが絶妙で、いつのまにか男前になってしまって鎧を身につける術を得たわたしたち女性の心にスーッと入ってくるんです。

キャラが豊富!やりとりが軽快!

登場人物も多く、個性豊か。長倉家はとにかくキャラクターの濃い集まりですし、和平の職場も千明の職場も愛らしい部下たちばかり。

食べるシーンもお酒のシーンもたくさん。

それぞれのやりとりがそれはもう軽快で、まったく飽きない!

特にW主演の中井さんとキョンキョンはいつも売り言葉に買い言葉。
でもそのやりとりは、耳を抑えたくなるような単なる言い合いではなく、不思議と哀愁と共感を覚えるんです。そして本当に笑えます。

おじさんおばさんの張り合いなのに、いや、だから?こそ、なんだかかわいくて、こういう関係って羨ましいなぁ!と真剣に思います。

密かに好きなのは、和平の娘のえりな。大人びた小学生(続編では中学生かな?!)のセリフがまた面白いし、真剣な表情で放つセリフなのに、なぜか笑える。

内田有紀演じる万里子も超絶変わったキャラクターですが、途中から引きこもりを脱し、遅咲きながらも自分の人生を歩んでいるその姿に励まされます。

ファッションも楽しみ

キョンキョンのファッションも楽しみのひとつでした。当時は「キョンキョンになりたい!と思ったほど(なんて失礼で無謀な…笑)。

憧れるスタイルは森口博子さんや飯島直子さんではなかったなー(あくまでもドラマの中のキャラクターとそのファッションの話ですヨ)。

小泉今日子さんの骨格を検索してみたら、ストレートぽいですね。ということは、キョンキョンのコーデを真似していても、わたしは太って見えたかも…残念。

キョンキョンはストレート、わたしはウェーブで骨格タイプは違いますが、骨格診断を知ると、憧れの芸能人のコーデや格好を具体的に想像したり真似ができるから、やっぱりオススメです!)

30代後半独身の自分と重なる

このドラマが放送されていたのは2012年1月からの3ヶ月。当時のわたしは38歳になりたて。

千明のようにバリバリ働いているわけでもなければ部下がいるわけでもないけれど、充実と葛藤を掛け合わせた30代を終えようとしていたわたし。

48歳アラフィフの履歴。仕事編。

プライベート面では、結婚子育てには至っていない自分と家族を持った周りとを比べたり。
仕事面では、充実はしているもののベテランになりつつある社内の立場を捉えきれない自分を振り返ったり。

女性は男性と違って逆算人生ともいわれます。

10歳前後で始まる月経は40代前半から50代半ばで終わります。
今は初産年齢もあがってきてはいますが、それでも40代半ばで出産となるとしんどい。

○○歳までに出産するなら、、
○○人こどもが生むなら、、
○○歳までに結婚、、、

だから、男性みたいに積み重ねていく人生とは違い、どこかで年齢に縛られているところがあります。

仕事と恋愛、仕事と家庭、母親になるか否か、定期的に迷いが訪れ、葛藤が生じる。

そんなわたしたち女性の鬱々とした気持ちと、「いや自分の未来に恋していこう!」という前向きな気持ちが混ざり合ったドラマです。

名言あり、ファッションあり、自分を振り返り、元気をもらえる、38歳には刺さりました。

いや、48歳の今もけっこう刺さるな。

キャリアウーマンだったら千明(小泉今日子さん)、専業主婦だったら典子(飯島直子さん演じる長倉家の長女)、他にも千明の友達や、未亡人独身もいて女性キャラクターは豊富。

自分はどのキャラ?と重ねることもできるので、40代はもちろん、これから40代を迎える30代にも、40代を振り返る50代にもオススメのドラマです!

いま、TVerで再放送されています。
放送期間が終わってしまった回もありますが、まだ観られる回もありますし、続編も始まったところです。ぜひ検索してみてください。

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この記事を書いた人

晩婚、晩産、関西人、転勤族、3人暮らし、アラフィフ。
小学生男児の子育て中。

子育てのスタートと共に、おひるねアートやライフオーガナイザー、アロマテラピーなど複数のわらじをはく。

年齢を重ねるごとにより自由になっていることを実感。
子育てが始まっても子がいなくても、更年期が始まっても終わっても、40代50代60代と変化する女性としての生き方を楽しみたい。

2021.12 Matsuyama→Kyoto
2023.3 Kyoto→Osaka

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