RADWINPSの“正解”に思うこと

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ひびのこと

RADWINPSは大好きなミュージシャンのひとつ。
2008~2009年頃、30代半ばにRADの世界にハマったわたしは、片っ端から聞いていました。

“いいんですか?”を筆頭に、“有心論”や“オーダーメイド”“最大公約数”など、わたしの耳にRADが流れない日はなかった。

結婚し子育てに入るとともに生活から音楽が遠ざかっていったものの、ここ数年はまたRADの楽曲に浄化されることも多くなってきています。

RADの曲の美しさ

わたしがRADWINPSを好きな最大の理由は、その歌詞。
野田洋次郎さん(Vo・G・Piano)の織り成す日本語の世界観にはいつも心が動かされる。

“前前前世”なんて前代未聞な日本語の組み合わせなのに、ちゃんと意味はわかってしまう言葉を生み出すのはまさに魔法だし、そのメロディも口ずさまずにはいられないキャッチーな音の運び。

“愛にできることはまだあるかい”にいたっては、「まだ」という2文字の存在感。
ピアノの旋律で始まる穏やかな調べ、後半はコーラスで盛り上がっていく構成にも心が持っていかれます。

メジャーとかマイナーとかテンションとか転調とか、コードの難しいことはまったくわからないけれど、旋律と歌詞のかけあわせがただただ、すごい。そしてそこにあの透明感ある歌声。

共感したり
発見したり
想像したり
自分やまわりの人をそこに重ねては

何度も何度もその歌詞を繰り返し聴いているうちに、また新しいメッセージに気づいたりする。

楽器やバンドやサウンドのことについてはわたしは何もわかりません。
曲を完成させるまでの道のりや楽曲に対する評価を話せるほどの知識はないし、語れるほど推し活をしているわけでもない。

だけど。
これはわたしでも言える。

とにかく、日本語が美しい。

“正解”ってなんだろう

“正解”という楽曲をご存じでしょうか。
オフィシャルサイトでは合唱譜面のダウンロードが用意されているほど、実際にたくさんの若者に支持されている曲です。

20代も30代も40代のわたしたち大人も、みんなが通り過ぎてきた「元・18歳」だから、学生だけでなく世代を超えて共感をもたらす楽曲になっています。

少年少女だった頃、誰もが同じように悩み、だけどなかなか答えを見つけることができなかった「これからの人生」。

サビのたびに繰り返される《 答えがある問いばかりを 教わってきたよ》《なに一つ見えない 僕らの未来だから》《答えがすでにある問いなんかに 用などはない》というフレーズはわたしたちにも刺さるのだから、悩める10代の心を掴まないわけがない。

この動画では、たくさんの若者とRADWINPSが一体となり、“正解”を歌っています。

この中には、親と何週間も口を聞いていない若者がいるかもしれない。
先生に抗ってばかりの若者もいるかもしれない。

親の敷いたレールをやむ無しに歩く若者も、貧しくてこの先を悲観する若者も、大恋愛が壊れたばかりの若者も。

それぞれの環境や胸の思いは異なるとしても、みんなで同じ曲を、まっすぐな瞳で、澄んだ声で、涙を流しながら、会場全体で合唱しています。

この場に存在していることも、かけがえのない経験。
この先の人生で、この曲が彼らの支えになり続けることは間違いないと羨ましく思います。

葛藤の30代。正解を求めるだけが正解じゃない

日本語の美しさ

わたしはこうやって文章を書くことも好きだから、やっぱり日本語そのものが好きなんだろうなと改めて思います。

松山在住のころ、月に一度ほど母の介護のためひとり帰省をしていました。
片道、350km。4時間弱の道のり。

その長距離運転時、わたしの味方はいつも邦楽でした。

車のスピーカーにつなぐAmazon musicは洋楽を流すこともあったけれど、「なんか、違う」と数曲でやっぱり邦楽にチェンジ。

流行っているプレイリストを流しては、「あ、これ」とついリピートしてしまうアーティストはいつもRADに星野源に藤井風。

区別がつかず気持ちや物事が入り混じっている様子をうたう曲であっても、その歌詞はわかりやすく、スーッと心に入ってくる曲ばかり。

彼らの日本語に引き寄せられ、思いを馳せさせられ、松山を目指しながら、その数日のできごとを振り返りながら、自分の現在地とこれからを整理する時間でした。

その長い運転は、孤独だけれど、何とも形容しがたい崇高な時間だったのも事実。
壮大な自然の合間を縫って、緋色に染まる空に向かって、美しい日本語に浄化される時間。

京都に引っ越し、兵庫への帰省が小一時間に激減したことは喜ばしいけれど、もうあの時間を持つことはできないのかと思うと、残念に思うのもまた事実。

洋楽にあこがれ、人並みにロックやポップスを聴いていた時期もある。マドンナやマライアが好きだった10代。ビートルズもクイーンもマイケルジャクソンも好きだった。英語の歌詞を必死で覚えたこともあります。

同様に、ミスチルやKAN、スピッツ、スタレビ、プリプリ、ドリカム、たくさんの音楽に励まされ助けられてきました。

そしてアラフィフとなった今もなお邦楽に救われます。
日本語は美しいなと改めて思う今日この頃。

“正解”を知らない方は、ぜひ聴いてみてください。
他の曲もまた紹介するやもしれません。

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この記事を書いた人

晩婚、晩産、関西人、転勤族、3人暮らし、アラフィフ。
小学生男児の子育て中。

子育てのスタートと共に、おひるねアートやライフオーガナイザー、アロマテラピーなど複数のわらじをはく。

年齢を重ねるごとにより自由になっていることを実感。
子育てが始まっても子がいなくても、更年期が始まっても終わっても、40代50代60代と変化する女性としての生き方を楽しみたい。

2021.12 Matsuyama→Kyoto
2023.3 Kyoto→Osaka

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