高齢となった親の住まい。実家をどうする?名義変更を決めて気づいたこと

かたづけとくらし

母が脳出血で倒れてから2年経過していますが、わが家もようやく次の段階へ歩を進めることになりました。ひとり暮らしをやめて、施設への入居を目指すことに。

脳出血で半身不自由。手足だけでない、母の衰退。脳内はどんな世界なのか

施設入居を具体的に考え始めたことで改めて資金面を確認。預貯金は豊かとは言い難い。だけど、いざとなればマンションを売却したらいいしな。

具体的にリストアップしていくと、あれこれ問題が浮上。親が高齢となり、介護や住まいの問題を感じ始めた皆さんに伝えたいこと。

アラフィフ、実家問題が何かしら浮上している

最近、とにかく周りに多い話が

「親の介護度があがった」
「実家を売りたいけど売れない」
「義母の突然のガン告知」

高齢になった親にまつわる話の多いこと。まぁ、来年に50歳を迎えるアラフィフですからね。親も軒並み70代~80代。そんな話が絶えないには疑いのない年齢ですが。

  • 介護をどうするか
  • 一緒に住むのか施設に預けるのか
  • 公正証書って必要なのか
  • 成年後見人制度はどんなものなのか
  • 生前贈与って必要なのか
  • 実家の片づけ
  • 終活のはじめ方、エンディングノート

実家の査定をしてもらった話

以前、こんな日記を書きました。

高齢となった親の住まいをどうするか

いまは何とかひとり暮らしをしている母ですが、いつ施設に入るかもわからないし、母は資金面が不安。そこで、不動産業を営む友人に実家のマンションの査定をしても羅ったという話です。

売却か、賃貸か。その場合の見込みや相場。具体的にこのくらいの値段はつくのかと数字を示されたので、なんとなく視界がクリアになりました。

とはいえ、たとえ母が施設に入居したとしても、売却や賃貸に出してしまうと、「母が帰る場所」がなくなる。具体的な話が進むわけでもなく、4ヶ月が経過。

ひとり暮らしはもうしんどい

ですがこの夏、転んで数時間寝そべったままだったり(自分だけでは立ち上がれない)、排せつの阻喪が増えたりで、8月の初旬は1泊2日で訪れ1日空けて、を3度繰り返した週もありました。

(だから、コロナになったのかもしれない…)
わが家にもやってきました、コロナ前線。高熱から4日目、いまだ平熱は遠そうです
(ムスコが最初に発熱し、わたしがその2日後に発熱し、濃厚接触者となった母と弟が検査をしたら、母も陽性。そういえばその1週間、下痢気味だったし嘔吐もあったし、微熱だった母。結局は彼女が源だった可能性が高い。)

介護度があがり、本人もひとり暮らしは難しいとようやく気づいたようです。

施設入居が濃厚となり、実家の売却も視野に

ということで、母の施設入居を目指して、弟がケアマネと相談しながら次の段階へ進めているところ。検査やら面談やらがあるので、まだ少し先になりそうですが。

この流れで、資金面の不安が再度母の口から出てきました。何千万もあるわけじゃないから、たしかにね。78歳の母、あと何年生きるつもりなのかわからないけれど、10年施設で暮らすとしたらちょっと厳しいかもなぁ…。

ま、いまの貯金を崩しながら生活して、足りなくなりそうだったら、このマンション売ればいいやん。そんなわたしの言葉に、不動産業の友人から「待った!」がかかった。

「お母さん名義のマンションよね?数年先は売れなくなる可能性もあるよ!」
「今のうちに名義変更をお勧めします」

親が元気なうちにしておきたいこと

「え?名義変更?」「まだ先でもいいんやないの?」「てか、必要?」と思ったわたし。しかし、友人のアドバイスを受け、すぐに弟と家族会議をしました。

実家の名義変更が必要な理由と、親がまだ意思疎通できる今のうちにできること。

コミュニケーションができるうちにしかできない!名義変更

親がまだ元気なうちに、ずばり、親名義の不動産の名義変更はしておきたい。

まだ元気やし…
贈与税かかるし…

などなど、名義変更を遠い他人事と思っている人は多いと思うのですが(わたしもそのひとりだった)、不動産の『名義変更』をひとつの選択肢として持っておくことをお勧めします。

父は自営業が長かったこともあり、先立たれた母も資金力が十分とは言い難い。年金は最低限。資産が余るほどあるわけではないので、施設に入ることに不安を持っています。「すぐ貯金が無くなる」と。

なので、貯金の底が見え始めたらマンションを売却するなり、賃貸に出すなり、考えればいいと思っていたのですが。その売却という行為は、名義本人の意思がないと成立しないという問題にぶち当たりました。

3年後5年後、母の状態はわからない。今と同じようにコミュニケーションできるかもしれないが、認知症になっている可能性だってゼロじゃない。もし意思疎通ができなくなっていたら…?

\お金がないわ!じゃぁマンション売ろう!/

という希望通りの展開にはならないってことです。

認知症になっても、長生きするかもしれない。認知能力が衰えても、命の長さは未知数。

生きている限り、住居費や施設費、生活費はかかります。それを息子だから娘だからと親の資産に勝手に手を付けることはできないのです。

なので、わたしたちこどもの判断で、資産を売却することができる準備は必要だと強く感じました

名義変更したって、母の住まいだし母の持ち物。固定資産税や管理費などの諸経費は母の預貯金から出す予定です。

親から子へお金を渡す際は、年間110万円までは贈与とみなされず非課税ですから、万が一指摘された際も説明は可能です。キャッシュカードでは自由にお金を出し入れできるけれど、胸を張って説明ができる範囲で、今まで以上に気をつけたい。

ちなみに生前贈与はかなり税金がかかりますが、2,500万円までは非課税。住居の売却益、預貯金、投資などの運用益、あわせて2,500万円までなら、生前贈与はしておいて損なし。
(詳しいことはちゃんと調べてくださいね!)

それを超える金額だったとしても、20%の税金を支払っても名義変更をするのか、たとえ認知症になっても親が死亡するまで資産を据え置いておくかは、状況により判断は様々です。

大事なのは、「まだ先の話~」と軽く考えずに、自分たち家族の状況を把握すること。こうなったらこうする?あぁなったらこうしようか。という家族間の意思共有はしておいたほうが絶対にいい。

顔写真付き証明書、マイナンバーカードの作成

具体的に話を進めるなか、名義変更に必要な書類のひとつに「顔写真付き本人確認書類」がありました。

父が亡くなってから車を手放し、仕事をやめてから原付バイクにも乗っていない母の運転免許証はなんと期限切れ。まぁ2年前に手足不自由になったのだから、更新するわけもないのだけど。

かといって、マイナンバーカードも持っていない…!
(お盆休みに弟がオンライン申請したものの、1ヶ月経ってもまだ連絡のレの字もないらしい(;´Д`))

書類が用意できないかも?と大きな問題が発覚して、ちょっと右往左往しています。名義変更するまでにカードが整えばいいのだけど。

ということで、皆さんにおすすめしたいのが「親のマイナンバーカードをつくっておく」です。

ある程度の年齢になったら更新をせず免許証を返納する場合も多いですし、田舎に住んでいると交通面でも体力面でも役所になかなか出向けないでしょうし、ましてやオンライン申請なんてチンプンカンプンな高齢者が多いはず。だからこそ、帰省の際にはわたしたちこどもが手伝ってあげたい。

そもそも若い方でも車離れで運転免許証を持っていない昨今。マイナンバーカードもまだまだの普及率。

「国に情報を搾取されるな!デジタル庁にツウツウでいいのか!あなたは2万円のポイントの価値なのか!」なんて言い分もありますが、顔写真付き証明書はひとつは用意しておきましょう

定期預金の解約

定期預金は解約しておきたい。本人確認が難しくなれば解約はできません。お金が必要になっても、銀行から引き出しもできず、ただ指をくわえて見ているだけです。

わが家はこの春に解約し、普通預金口座に移しました。

墓をどうするか?の意思確認

墓問題も大きい。

現在、納骨できる墓がある場合は問題ないですが、現状どこに入るか未定の場合は、親が元気なうちに話し合っておくのは重要です。

義理の親が嫌いで「あの墓には入りたくない!」と大声で叫んでいた人が、自分が末期ガンでもう長くないとわかった途端「あそこでいい」と意見が180度変わった話も聞いたりします。

わが家は父が亡くなった後、母が探して決めた永大供養のお寺にお世話になっているのですが、先日「お母さんもあそこでいいのよね?」と尋ねたら、「あそこがいい」と意思共有できました。

まだ元気なのに、死んだ後の墓の話なんて…と、話題に出しづらい繊細な問題ですが、余命が短くなってからでは余計に話しにくい内容

仮にガン告知された親にそんな話を切り出したら「もう死ぬの?」なんて勘違いしてパニックになりかねません。まだ元気だから死んだ後のことなんて想像もできないけれど、まだ元気だからこそ、フラットに家族で話し合いたい。

名義・相続・墓、老いを受け入れながら備えておきたい

母の介護が始まったことで、彼女の財布事情を初めて知り、身体能力やコミュニケーション力の衰えを感じ、親が老いる姿を目の当たりにしてきました。

2年前には気づかなかった問題に直面し、1年前には到達できなかった想像ができるようになった。

うん、周りで同じような話を聞くことが増えたことも大きいかな。友達と会えば、話題はわがの健康か親の介護。(笑)世間一般の流れをわたしも漏れなく経験しています。

あと何年生きるのかはわからないけれど、母が母らしくいられる時間をできるだけ長くサポートしたい。そのための準備を、姉弟でひとつずつ整えている感覚です。

わが家の名義変更はまだ完了していませんが、また何か気づいたことがあれば書きますね。

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この記事を書いた人

晩婚、晩産、関西人、転勤族、3人暮らし、アラフィフ。

おひるねアートや二級建築士など複数のわらじ活動を経て、今はライフオーガナイズ×アロマテラピーを伝えるしごとをしている。

年齢を重ねるごとにより自由になっていることを実感。
子育てが始まっても子がいなくても、更年期が始まっても終わっても、40代50代60代と変化する女性としての生き方を楽しみたい。

2021年末に松山市から京都市に移り住み、ただいま充電中。

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