ハコよりクラシカタ。どんな家に住むかは大事。でも、どう暮らすかはもっと大事。

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かたづけとくらし

昔から住宅のチラシが好きでした。
団地に住んでいたわたしは、一戸建てやマンションの間取りを眺めては、そこに暮らす自分をよく妄想していました。

わたしと同じような妄想女子はきっと多いはず。

普通高校から大学の商学部に進学し、建築のケの字も知らず社会に出ましたが、いまは二級建築士という建築に携わる資格とライフオーガナイザーという片づけに関わる資格を持ち合わせています。

振り返れば、わたしの原点は思春期の頃の妄想だったのかも。

転職を経ながら建築の世界へ

業務用冷蔵庫メーカーでCADを知る

やがて大人になり、就職氷河期になんとか就職した先は、酒屋や飲食店にショーケースや製氷機を販売する業務用冷蔵庫の会社。

直接CADを扱う部署ではなかったけれど、営業の段階で店舗改装が必要なことがほとんどで、CAD図面を手にしたことが何度かありました。

期待を胸に社会人になったはずなのに、時間が経つにつれ仕事や会社が色褪せて見え、次第にしんどくなって…

48歳アラフィフの履歴。仕事編

CAD学校に転職、建築専用CADを使えるように

カクカクシカジカ、入社5ヶ月で退職し、CAD講師に転職。
ここで初めて、3DCADなるものを学びます。

スリーディーキャド。ご存じですか?

設計図面の作成ソフトで、平面図(2次元の間取り)を入力すると、立面図(建物の正面や側面図)や展開図(各部屋の正面や側面図)、パースが自動で立ち上がるという夢のようなソフト。

もちろん、入力には知識も技術も要る。

普段何気なく暮らしている「家」のあちこちの呼称や用語を学びながら、CADの操作を習得していきました。用語ったって、基本のキくらいの初級だったけど。

でも、これがすーごい楽しかった!

通勤電車からいろいろな家の形を眺めては、「あの屋根は難しいな。でもこうやって入力すればいけるかな」なんて観察も楽しかった。

CADメーカーに転職、建築業界へ

CADをいくつか習得したわたしは、次はメーカーに転職をします。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所などの建築のプロが使うソフトウェアのメーカーに。

メーカーということは、開発がある。
建築基準法はもちろん、建築業界の変化や規制の流れに沿って開発される。

平面や立面という基本図面だけでなく、耐震、採光などの法関連、見積りや積算、工事管理、軸組在来工法だけでなくツーバイフォー工法、鉄筋コンクリート造マンションなど多種多様なソフトを覚える必要がありました。

毎年のバージョンアップ研修に加え、勉強会だらけ。

そういや、友人の新しい家に感動し、想像で作成したパースサンプルが残っていました。
10年以上前のもの、今見れば恥ずかしい出来だけど…

二級建築士を取得

建築のプロを相手にする仕事、建築士という資格があるだけで説得力はあがります。

働きながら日建学院に通い、二級建築士に合格したのが2010年のこと(37歳)。
合格はもちろん自信につながったし、会社内外共に信頼度は増しました。

(仕事のキャリアアップ×恋愛、どちらかだけが充実しても違和感のある、路頭に迷っていた30代)
(この学び舎で仲良くなったジョシ5人組、彼女たちとの時間は宝物だった)

ひとまわり下から2歳下まで(全員年下だったわ笑)たくさん飲んで、しゃべって、楽しかったなぁー!

建築士として実務を経験

その後結婚を機に退職しますが、こどもが年長の頃、7年のブランクを経て設計事務所に就職。

CADの使い方は知っていても、どの段階でどんな図面が必要なのか、確認申請にはどんな手順を踏むのか、詳細図や展開図に必要な情報は何なのか…

限られたパートの時間内で実務に慣れるのは簡単なことではありませんでしたが、入社2ヶ月で初めての確認申請が認定されたときの喜びは鮮明に覚えています。

その後、確認申請だけでなく、省エネや耐震申請なども多々担当。
過去の知識と技術を総動員し、そして何よりも建築士という資格がわたしを前に進ませた2年間。

社会人1歩目は業務用冷蔵庫を売っていたわたしが、流れ流れて建築士を習得し、かつて働いていた会社のソフトを使って確認申請を担うなんて。

「建て方」から「暮らし方」へ

結婚し家族が増え、片づけられない毎日に

ムスコ0歳時代。静かだなーと思ったらこのありさま…

結婚し家族が増えた頃、徐々にストレスを感じ始めます。

独身の頃は、自分だけの荷物だった。自分だけの空間だった。

パートナーとこどもができたことは幸せこの上ないことだけれど、家事の負担が一気に上昇したことで、得も言われぬ違和感が降りかかってきたのです。

片づけが苦手だと感じたこともなかったのに、自分のなかでアラームが鳴り始める。
できていない自分のうしろめたさと、家族への苛立ちと。

そんなときに知ったライフオーガナイズを学ぶにつれ、少しずつ自分らしい暮らしを取り戻し始めます。

ライフオーガナイズって何?片づけの前に自分を紐解くってどういうこと?

ハコからクラシカタへ

和室だから無理?築古だから無理?…どんな空間でも心地いい暮らしにはたどり着ける!

人生、不思議なものです。

いわば“ハコ”をつくる建築側に関わる仕事に17年(+2年)従事していたわたしは、巡り巡って、片づけや自分の人生を見つめなおす、“クラシカタ”を伝える立場に。

ライフオーガナイズも、アロマテラピーも、自分らしい暮らしをカタチにする方法のひとつ。

片づけに利き脳がヒントになる?!

転勤族、松山市から京都市に移り、築30年の賃貸住宅生活。
今でも素敵な住宅には憧れるし、耐震や性能も必要だと思います。
(というか、性能に関しては”暮らし”の必要条件になってきてるけれど…!)

どんな家に住むかはもちろん大事だけれど、

どう住まうか、どう暮らすかは、もっと大事。

新築住宅に移り住んだからといって、暮らしもグレードアップするかといえば大間違い。
気を抜けばすぐに汚部屋。

新しい家だから素敵な暮らしではないし、逆を言えば、どんな家に住んでいても素敵な暮らしはできます。

築古の団地でも、中古の戸建てでも、ワンルームでも、“どう住まうか”は向き合える。
新築のマイホームなら、家を“どう育むか”は向き合える。

新しい住まいでの試行錯誤。固定概念を外せた瞬間は快感!

クラシカタ改革

ハコより、クラシカタ。

自分を知る。
どんな暮らしが心地いいかを考える。
そして工夫する。

まずはここから。
クラシカタ改革、思うほど難しいことじゃない。

わたしもいまだ、妄想中。
妄想はただただ楽しい。

みなさんの理想のクラシカタはどこにありますか。

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この記事を書いた人

晩婚、晩産、関西人、転勤族、3人暮らし、アラフィフ。
小学生男児の子育て中。

子育てのスタートと共に、おひるねアートやライフオーガナイザー、アロマテラピーなど複数のわらじをはく。

年齢を重ねるごとにより自由になっていることを実感。
子育てが始まっても子がいなくても、更年期が始まっても終わっても、40代50代60代と変化する女性としての生き方を楽しみたい。

2021.12 Matsuyama→Kyoto
2023.3 Kyoto→Osaka

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